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「ねぇ」 「ん?」 「・・・・ちょっと、話、いいですか?」 「何だよ、そんなかしこまって。お前にしては珍しいな」 「・・・・そういうときも、あるんです」 「あっそ。で、話って?」 「えっと・・・・何から、話せばいいのか・・・・・・・・」 「・・・・・・・・おい」 「はい?」 「その前によ、俺もお前に用件あんだけど、先にそっち済ませていいか?」 「・・・・いいですけど、何です?」 「簡単に、本当に簡単に言うと、その用件ってのは、お前に一言言うだけなんだけどよ――」 「――お前のことが、どうしようもなく、好きなんだ」 ――どうしようもなく。 否、どうしようもできないくらいの、力。 それが今、目の前にあった。 「・・・・レン、シー・・・・じゃ、ないよね」 タイニーが、確信を持って、しかし不安そうに、『レンシー』に訊く。 「おや、小人とあろうお方が珍しい。違います、私はレンシーですよ――」 ――ただし、体だけですけど。 彼は、そう続けた。 「・・・・成程。あのときの、子供のように――ファント、貴方はレンシーを操っているのですね」 「はは、ご名答だよ、クルー」 言いながら、先刻までひとつの命を奪おうとしていた剣を引いて、コアの方へ振り返り、 「本体は『あっち』です」 「本体は『こっち』です」 二つの声が重なる。 二つの声が聞える。 そして、視線を上にあげると。 そこには、 コアの上には、 『赤い絶望』が、堂々と、堂々と―― 「ふむ、なかなか――綺麗だね」 と。 彼の二つ名には到底似合わないような、透き通った声で、足元にある水晶を見て、言う。 その姿は、あまりにも、魅惑的で。 そして何よりも絶望的で――。 一瞬。 彼に眼を奪われたアブソーは、声の震えを悟られないように気をつけながら、 「レンシーさんを、解放してくれませんか」 しかし、きっぱりと言う。 「それは無理なご相談という奴ですよ、小さな女神」 その時、クルーは会話に割り込む形で、 「・・・・時空に、八妖精達を飛ばしたのは、『貴方が操っていたレンシー』なのですね?」 「それは、ご想像におまかせするよ、とにかくだ――」 と。 レンシーが言うのと、斬撃が飛ぶのは、同時だった。 突如リビーの背後で血が舞った。 「うぅぁあっ――!」 リビーは呻いて、床に倒れこむ。 文字で綴られたそれは、赤く、赤く、染まっていく。 赤い水溜りに、ニヤリと笑うレンシーの姿が映った。 「リビー!!」 エドワードは、一目散に――すぐ傍にいるレンシーに警戒する暇も無く、妹の下に駆け寄り、 「早く、『再生』の力を・・・・!」 腕を上げることすらできないくらいに、力の無くなった彼女の腕を、背中の剣傷へと無理矢理当てる。 その時だった。 「馬鹿ですか貴方は。私がこんな絶好のチャンスに――」 再び、奇襲。 今度は、ナイフだった。 すなわちそれは、投擲。 『遠い場所』からの、攻撃。 「絶望させないわけがない」 エドワードは、『近くの場所』で、気配が動くのを感じたら、直ぐにでも剣を取って、己とリビーの体を守るつもりだった。 しかし、 攻撃は――最初のリビーへの攻撃から、今の攻撃までの時間で、移動できるはずもないような、離れた距離から放たれていた。 つまりは、瞬間移動。 時間を無視した空間移動。 時間を遡る。 空間を翔る。 レンシーの力。 『時航』の力――! 「これで、まずは二人」 そして、『本体』は当然のように、義務のように、高らかに、高らかに。 「さぁ、『悲劇』の時間です」 +++ 「これは・・・・困りましたね」 クルーは、背後に素早く剣を構える。 直後。 ガギンッ と、刃のぶつかる音がした。 「ふむ、さすがですね」 『本体』が感心したように言う。 「敵の思考を読む力というものは、本当に面倒臭いですね。だけど――」 防御するだけでは、何も変わらない。 それもまた、事実。 「こうして、無傷でいられることは――っ、決して、悪いことではないんですけど」 レンシーからの、『時間を越えた攻撃』を完璧に受け続けながら、クルーはチェインと、彼の背後にいるアブソーに目を移す。 「チェイン!! 私の妹にかすり傷でも負わせたら、承知しません、よ!!」 言った直後、横からの突き。 クルーはよろけながらも、それを辛うじて避ける。 「――わりぃ、クルー」 焦燥した、声。 「もう俺達は、無傷とは言えねぇ体になってる」 二人の――チェインとアブソーの体には、ところどころに切り傷があった。 何もなかったはず場所からの、突然の攻撃。 予兆も予想も何も無い攻撃。 そんなものを――『知識』の力無しで全てを避けることは、不可能に近い。 今までの時間の中で、これだけの被害に抑えただけでも、十分なくらいだった。 「――チェインさん!」 少女の声が聞こえた。 背後に緑と赤の混じった、人影。 そして、 「・・・・・・・・チェイン」 と。 ボソリと言われたその言葉は、 確かに、 『レンシー』の、声だった。 操り人形と化したはずの『彼』の眼から、涙が一筋流れていた。 チェインは、それを見た。 見てしまった。 見てしまった。 見て、しまった。 防御が遅れる。 赤い剣が少女を襲う。 「――レン、」 青ざめた顔で、それだけ言う、チェインの目の前に―― ――まるで謀ったように、タイニーとティーがいた。 「ったくよ。こういう戦闘は、普通男がやるものなのに!!」 「まったくだよね、ホント、呆れるよ」 ティーが、剣を防いでいた。 タイニーが、己の剣でレンシーの喉を捉えていた。 劣勢から優勢へ。 絶望から希望へ。 悲劇から喜劇へ。 変わった――気がした。 「えい」 タイニーの横で、そんな声がした。 ファントが剣を振るっていた。 「なんでそんなに悲しそうな顔してんだよ」 「そう――見える?」 「ああ。見えるっていうか、分かる。なんか気に病むことでもあったか」 「・・・・・・違う、けど。私達の『これから』を、改めて心配になって・・・・」 「何だ、そんなことかよ――その事についてはもうとっくのとうに、解決したはずだろ」 「うん、それは、分かってる・・・・。だけど、私達は、やっぱりそれでも『対極同士』だから」 「つまりはあれだろ、お前が心配しているのは、オレ達の愛が継続するかどうかじゃなくて――」 「――オレがいつ『理性』を完全に失くすか、だろ?」 「タイニーさん!!」 叫び声と悲鳴が、部屋の中で反響する。 タイニーの体は、血に塗れた状態で、床に倒れていた。 「これで、三人、と」 言いながら、ファントは剣を振って、付着した少女の血を飛ばす。 悲劇の舞台は確実に赤くなっていた。 「もう・・・許さねぇぞ、てめぇ」 チェインが、脅すような声で言う。 ファントはその言葉を鼻で笑って、 「ふふ・・・・貴方はただ認めたくないのでしょう? 自分がミスをしたせいで、自分の友達を一人、犠牲にしてしまったというその事実を!」 「黙れよ!!」 その、声は。 大声で紡がれたその声は。 チェインではなく、ティーの物だった。 「ファント、君はさ、何もわかっちゃいないよ、仁徳も友情も協力も――何にも、理解していない。そんな君に、簡単に、そんな風に説教されたくないんだよ!!」 「それはただの屁理屈でしょう」 さっきまでの、ティーの言い分なんてまるで聞いていなかったという風に、ファントは続ける。 「それに、私は間違ったことなんて一つも言っていません。全て、真実です」 「――そうかも、知れねぇな」 チェインは、言って、剣を構える。 攻撃の構えを作る。 反撃の準備をする。 希望は――ある。 「けどよ、お前はひとつ間違えてるぜ」 切っ先を、ファントに向ける。 その瞬間、 クルーとティーが――動いた。 「タイニーは『親友』だっ!!」 チェインが斬りかかる。 ファントは咄嗟にレンシーを操り、 失敗した。 視線を動かし、 レンシーを発見した。 クルーとティーの手によって捕らえられていた。 動かせない。 例えば今瞬間移動したって、 もう目前にせまった剣を避けることは、 困難。 不能。 しかし『赤い絶望』に困難なんて文字は似合うだろうか。 しかし『赤い絶望』に不能なんて文字は似合うだろうか。 「ならばもう終わりにしましょう」 今までの時間の中で、 クルーは不思議に思っていた。 クルーは不自然に感じていた。 何故ファントは八妖精を真っ先に殺.さなかったのか。 全員相手にしないにしても、一人一人確実に倒せばいいものなのに。 そうすれば、簡単に双方の世界を絶望させることができるのに、と。 ファントには義務がある。 『全て』に絶望を与える義務。 しかし、 ただ殺,しただけでは、絶望としては十分ではないだろう。 ファントはそう、考えた。 だから、 だからこそ今彼は――。 ピシッ と、嫌な音がした。 コアにひびが入っていた。 「――――はは、」 妖しく、ファントは笑う。 可笑しいように、目も笑う。 「――っ!」 チェインは、それに戸惑いながらも、ファントの体に金色に輝く剣を――、 突き立てることは、できなかった。 もっと、具体的に言えば、『剣は弾かれて空中に舞った』というべきだろう。 あの時。 チェインが剣を、ファントに向けた、その一瞬。 ファントは有り余った魔力を使って、一時的に脚力を限界まで強くした。 そして、超人のようになった足を、勢い良く振り上げる。 ちょうど真上を通っていた剣は、その足に弾かれて、チェインの真上に飛んだのだ。 そして、追撃。 鳩尾への、魔力を籠めた拳。 「――がっ・・・・は」 苦しそうに、チェインの口から息が漏れる。 体勢が崩れる。 さらに、横からの回し蹴り。 「・・・・・・っ!」 声も、出ない。 反撃も出来ない。 それほどの、 痛み。 激痛がチェインの体をめまぐるしく回り、そして―― チェインは、遂に倒れた。 「チェイン!!」 ティーが、大声で叫び、チェインの元へと駆け寄った。 そして、 今まで、固唾を呑んで見ていたアブソーは、手で口を覆いながら――泣いていた。 心が痛む。 心が軋む。 心が傷む。 心が、叫ぶ。 よくもチェインさんをよくもチェインさんをよくもチェインさんを――! 「アブソー」 クルーは優しく、声を掛け、怒りで震えそうになる声を、必死に抑えながら、言う。 「チェインのことも心配ですが・・・・今はとてもそんなことは言っていられません」 そう言って、目を向けた先に―― ――無残な姿のコアが在った。 「・・・・あ、あの、クルーさん。もしも、コアが壊れてしまったら――」 「妖精界と人間界――二つの世界は滅亡します」 「ははは! やっと、悲劇もクライマックスだ!!」 さあさあさあさあ! どうやって足掻き苦しんで、私を楽しませてくれるのかな!? と。 そう、続けて。 ファントは、身の丈ほどある赤い剣を、魔力を使い、勢い良くコアに投擲した。 そして、真っ直ぐに、『赤』はコアへと向かって、 「果てしなく、絶望しろ」 コアは、粉々になりながら、その姿を消した。 世界の崩落が始まった。
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91 :軽音部員♪:2010/11/29(月) 06 01 47 ID IB4zhi4Y0 「もう秋も終わりかな」 色づいた落ち葉を踏みしめながらひとりつぶやく。 部屋へ注がれる陽射しに誘われて散歩へと繰り出したが、肌を撫でる風はさすがに冬の訪れを感じさせる。 こんなときには温かな食べ物が恋しくなる。 次に見つけた店で何か買うかな、なんてことを思っていると、一軒のたい焼き屋とその店の前で何か考え込む梓が目に入った。 「何やってんだ、たい焼き屋の前で」 「えっ、あ、こんにちは、律先輩」 呼びかけに慌てた様子で答える梓。 近づいてくる私に気づかないほど、何を真剣に思案していたのだろう。 「あ、もしかして金がないのか」 「いえ、そういうわけじゃないです……けど……」 私の閃いた仮説を否定するも梓は何故か真相を言いよどんでいる。 「ふうん。まあいいや、せっかくだからおごってやるよ。おっちゃん、たい焼き二つね」 「え、悪いですよ」 急いで財布を取り出そうとする梓を手で制する。 「いいのいいの、こういうときは先輩の顔を立てとくものよ」 「すみません。ではごちそうになります」 梓の謝意を耳にしながら、おっちゃんから紙袋を受け取る。 「んー、行儀はよくないけど温かいうちに食べちゃいたいしな」 たい焼き屋の目の前にあるガードレールに二人並んで腰を預ける。 美味そうに食べて客寄せするからおっちゃんには少しだけ大目に見てもらおう。 袋からたい焼きをひとつ取り出し梓へと差し出す。 「はい」 「ありがとうございます。では、いただきます」 二人同時にたい焼きを口にする。 「美味い! おっちゃん、いい仕事してるねえ」 「お、ありがとう! もっと周りに宣伝しちゃってよ!」 敢えて周りに聞こえるように大きめの声で味を褒めたたえる。 おっちゃんもノリがよく、もっともっとと私をはやしたてる。 「ちょ、律先輩恥ずかしいですよ」 「まあそう言うなって。店の前で食べさせてもらってるんだから客寄せパンダにもならないと。おっちゃんもああ言ってるし。それに実際美味いだろ?」 「それはそうですけど……」 おかしくはない私の言い分に梓は返す言葉がないようだった。 腑に落ちない表情でたい焼きを口へ運んでいる。 ここら辺は私と梓のキャラの違いなんだろうな。 92 :軽音部員♪:2010/11/29(月) 06 04 27 ID IB4zhi4Y0 「ところで、私に気づかないくらい熟考してたけど何を悩んでたんだ?」 私から投げかけられた疑問に、梓は少し顔を赤らめた。 「えっと、今日はしっかりお昼ごはんを食べたんです。なので……」 「ああ、ここでたい焼き買うと食べ過ぎになるかもって考えてたのか」 なんとまあ女の子らしい悩みだこと。 それにしても、こんな――と言っちゃ梓に悪いが――悩みを告げるのも恥ずかしがって赤くなるなんてホント可愛いな。 それじゃ、私がひとつ妙案を出してやりますか。 「いいこと教えてやろう。体温を高めに保てば、えーと、基礎代謝だっけ、それが上がって太りにくくなるらしいぞ」 「聞いたことはありますけど、体温上げるのってどうすればいいんですかね」 梓から問いかけを号砲に、一気に鼻が触れそうな距離まで顔を近づける。 突然のことに梓は驚きの表情を見せたまま金縛りにあっている。 「こうすんだよ」 一言ささやき、梓との距離をゼロにする。 お互いの唇に伝わる柔らかな感触。 ゆっくり顔を離すと、おそらくさっきとは違った理由で梓の頬が染まっていた。 「どうだ、体温上がっただろ」 「……はい、ドキドキしてます」 上気した眼差しのまま、梓は私の袖を掴んできた。 「あの……もっと……」 どうやら梓のスイッチが入ってしまったようだ。 私もつきあってやりたいとは思うが、いかんせんここは…… 「お嬢ちゃんたち、熱いねえ」 たい焼き屋の真ん前だ。 おっちゃんの冷やかしが私たちに飛んでくる。 さすがにここから先を見せるのはまずい、というか二度と外を出歩けなくなる。 「……ハハ、悪いねおっちゃん。たい焼き美味かったよ」 詫びと賛辞の言葉を残し、私は梓の手を引いてその場をあとにする。 「ほら行くぞ、今は誰も家にいないからうちに来い」 「はい……優しくしてください」 梓はついさっき私の行動を『恥ずかしい』とたしなめたとは思えないくらい恥ずかしいセリフをこぼした。 私がまいた種とはいえ梓がここまでなるとは思わなかった。 梓が心配していたたい焼きのカロリーは、どうやらこれから我が家で消費することになりそうだ。 終わり 誤字脱字は脳内補完でお願いします。 名前 コメント すべてのコメントを見る いいねぇこれ。 やられたい -- (りっちゃん大好き) 2011-09-08 13 18 17
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どうしよ堪えた 切ないよ 誰かのこと愛したいよ どうなる迷うよ 慕いたいよ 誰かのこと忘れたいよ どうした困った 煩うよ 誰かのことなんか愛せないよ。
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終わりからの生還 読み:おわりからのせいかん カテゴリー:Event 作品:グリザイアの果実 【使用】〔自分の手札のキャラカードを好きな枚数だけ控え室に置く〕 Main 控え室に置いた手札の枚数分、自分のキャラを【裏】から【表】にする。 もう一度、雄二と、お話、できるんだよね? illust: GR-070 R 収録:ブースターパック 「OS:グリザイアの果実 1.00」
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相手の肩を掴み、ものすごい剣幕で「どうした?どうした?」 といった。その顔面はチェルノブイリのごとく凄まじいことになっていた
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第37シーズン連勝ランキング (2006年06月03日08時53分~2006年06月07日21時40分) 連勝 数☆ キャラ名/作者 勝利コメント/DATA 5 ソディ 桃哉 「はぁ…やっぱキツいわ。年だな、俺も…」 体 25 攻 30 防 40 速 5 登録日 2006/06/06 01 18 5 破塊 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/05 16 19 4 タカシ タカシ 「これが絶対勝利の力だ」 体 20 攻 20 防 30 速 30 登録日 2006/06/06 12 07 4 玲 紫翠 「あ、やったーw」 体 15 攻 20 防 50 速 15 登録日 2006/06/04 22 31 4 ロブルッチ ロブルッチ 「ンッン~~~♪ 実に! スガスガしい気分だッ!」 体 25 攻 20 防 50 速 5 登録日 2006/06/04 10 41 4 サーバート ベティ 「みんなみんなみんなみんなみんなみんな!!!」 体 17 攻 10 防 42 速 31 登録日 2006/06/04 01 32 3 XIII機関風泉 クラウン 「勝っちゃった・・・」 体 25 攻 35 防 35 速 5 登録日 2006/06/06 19 24 3 出木杉 詩人 「君は勉強不足だ・・・」 体 10 攻 10 防 30 速 50 登録日 2006/06/06 18 00 3 豪速攻撃戒 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 5 攻 45 防 5 速 45 登録日 2006/06/06 07 10 3 ケン坊 ケンタ 「天才ですから。」 体 25 攻 50 防 15 速 10 登録日 2006/06/05 23 41 3 牛宗 連魔 毒入りパン 「お前は牛宗 連魔(ぎゅうしゅう れんま)が殺すっ!」 体 39 攻 40 防 11 速 10 登録日 2006/06/05 17 20 3 けんたろう 魁皇 「登録禁止ってのはつらいよね。」 体 15 攻 40 防 28 速 17 登録日 2006/06/05 13 02 3 戒 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/05 07 07 3 タカシ12 タカシ 「これが絶対勝利の力だ」 体 30 攻 35 防 25 速 10 登録日 2006/06/04 17 20 3 闇の処刑人 聖銀 「さて、次だ.....」 体 22 攻 23 防 24 速 31 登録日 2006/06/04 09 09 2 万丈目 準 「当然!」 体 20 攻 19 防 27 速 34 登録日 2006/06/07 11 13 2 なかた2 日本 「ラン&ガンで、優勝したるんや!」 体 20 攻 45 防 30 速 5 登録日 2006/06/07 11 05 2 まあや おっちゃん 「ふん(うん)」 体 20 攻 18 防 20 速 42 登録日 2006/06/07 10 56 2 やんこまりたい 桃内 「あらどうしたどうした?」 体 20 攻 20 防 30 速 30 登録日 2006/06/07 08 02 2 ぽぽ2 エネループ 「天も地も、我が前にひれふすのみ!」 体 5 攻 40 防 50 速 5 登録日 2006/06/07 00 44 トータル勝利数ランキング 勝利 数☆ キャラ名/作者 勝利コメント/DATA 16 ロブルッチ ロブルッチ 「ンッン~~~♪ 実に! スガスガしい気分だッ!」 体 25 攻 20 防 50 速 5 登録日 2006/06/04 10 41 13 破塊 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/05 16 19 12 サーバート ベティ 「みんなみんなみんなみんなみんなみんな!!!」 体 17 攻 10 防 42 速 31 登録日 2006/06/04 22 19 11 タカシ タカシ 「これが絶対勝利の力だ」 体 20 攻 20 防 30 速 30 登録日 2006/06/06 12 07 11 タカシ12 タカシ 「これが絶対勝利の力だ」 体 30 攻 35 防 25 速 10 登録日 2006/06/04 17 20 9 ケン坊 ケンタ 「天才ですから。」 体 25 攻 50 防 15 速 10 登録日 2006/06/05 23 41 9 塊 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/05 07 07 8 ソディ 桃哉 「はぁ…やっぱキツいわ。年だな、俺も…」 体 25 攻 30 防 40 速 5 登録日 2006/06/06 01 18 8 玲 紫翠 「あ、やったーw」 体 15 攻 20 防 50 速 15 登録日 2006/06/04 22 31 8 サーバート ベティ 「みんなみんなみんなみんなみんなみんな!!!」 体 17 攻 10 防 42 速 31 登録日 2006/06/04 01 32 8 普通人間 人間 「普通人間だって、戦いに勝てる!!」 体 16 攻 27 防 38 速 19 登録日 2006/06/03 13 06 8 一斉攻撃戒 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/03 09 52 7 ヴァルトラウド 氷鳥 「もっと楽しませてくれないのかよ・・・」 体 20 攻 20 防 30 速 30 登録日 2006/06/06 20 30 7 出木杉 詩人 「君は勉強不足だ・・・」 体 10 攻 10 防 30 速 50 登録日 2006/06/06 18 00 7 牛宗 連魔 毒入りパン 「お前は牛宗 連魔(ぎゅうしゅう れんま)が殺すっ!」 体 39 攻 40 防 11 速 10 登録日 2006/06/05 17 20 7 戒 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/04 10 03 7 戒援隊 戒 「もう終わりかいや・・・」 体 15 攻 10 防 30 速 45 登録日 2006/06/03 15 36 7 タカシ タカシ 「これが絶対勝利の力だ」 体 30 攻 35 防 25 速 10 登録日 2006/06/03 11 20 6 サーバート ベティ 「みんなみんなみんなみんなみんなみんな!!!」 体 17 攻 10 防 42 速 31 登録日 2006/06/06 23 24 6 XIII機関風泉 クラウン 「勝っちゃった・・・」 体 25 攻 35 防 35 速 5 登録日 2006/06/06 19 24
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タイトル どうしたらいいのやら mgsとかどうしたらリンクはれるんだろう…
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どうしたら < 前の話 いざとなるとどうしてよいかわからないのです 次の話 > このページを編集
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アンやシュウがデッキ作りの最後のアドバイスや途中で話に割り込んでくる際に、よく口にする言葉。他のメンバーもよく口にする。 「それで終わりか!○○△△!(○○は二つ名、△△はメンバーの名前)」と言われたら、「その声は!」と返し、最後にそのメンバーを二つ名とともに呼ぶことまでがお約束である。 基本的な二つ名は以下の通り シュウ→闇文明の貴公子 アン→自然文明の道化師、コンボの伝道師 リリィ→ゼロ文明の姫(リリィはアンからへんてこな二つ名で呼ばれたことが多々あり) エーツー→開発部リーダー 八重子→光文明の破壊神 トモ→水文明の歌姫(開発部の歌姫、ルール解説の歌姫などもある) 元々はアンがやりはじめたネタであったが、シュウが特に多用しだし、シュウが大本のようになってしまった。そのため、ハルはこのネタを他の人が使うとシュウの物まねをされてるような気分になるらしく怒ってしまう。 ……とSAGAVol.02では言われているものの、NEXVol.33でシュウが使ったのが初出のような気もする。もしかしたら、一連の流れをシュウとアンがやり始めたので、アンにも使う資格があると言いたかったのかもしれない。
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( ・∀・) 「やぁや、また会ったね」 ( ∵) 「……」 流れる川のせせらぎを聞きながらぼーっとしていた時、その中に全く別の音が混ざる。 首だけで確認をすると、全身を緑色で包みヴァイオリンを片手に持つ青年がいた。 彼とは何度か面識があったので、ひとまずは手を振ることで挨拶をする。 ( ・∀・) 「相も変わらず静かだね、君は」 ( ∵) 「……」 そして軽い笑い声を上げながら、青年は一方的に話し始めた。 あの森にいたら酷い目にあった、空からも幾度も命を狙われただとか。 甘い甘ぁい場所があったから向かったら罠で、危うくその命を落とすところだっただとか。 そんな話を、幾つも幾つも。 僕が退屈してる理由はと言えば、彼の話が内容は違えど、中身が常に一緒だからだ。 ( ・∀・) 「とと、話し過ぎて随分と時間が経ってしまったな……うぅむ」 ハッとなってから空を見上げると、慌てた口調で――その様子はないが、それではと話を締めた。 相も変わらず、彼は随分とお喋りなようだ。 ( ∵) 「……ゴェ」 あぁ、僕も喋りたいのにと呟けど、そんな勇気はもちろんなくて。 誰にも聞かせたことのないその声を、夜空に向かって投げつける。 静寂は、その声さえも押し潰してしまった。 ( ∵) 「……」 空は、広い。 僕が飛んだところで、僕が鳴いたところで、いったいどれだけの存在が認識してくれるのだろうか。 それなのにみんなは自らを撒き散らし、その存在を誇示しようとする。 しかし、その気持ちは全くわからないと言うワケでもない。 どうせならば、意地でも自分を押し付けてやりたいのは、僕も一緒なのだから。 ( ∵) 「……」 ふぅと息を吐くと、小さな自分が更に小さくなった気がした。 どれだけの時間をあの闇の中で過ごしたか、正確な時間は思い出せないし、思い出したくもない。 ゆっくりゆっくり、何も出来ずにただ耐えることで育んできたこの命。 ( ∵) 「……ゴェ」 たかだか自己顕示の為に使うなど下らない。 そんな欲で磨り減らしてしまうのなんて、愚かしいとすら思えてしまう。 なんてことは、昨日も一昨日も今日もずっと考えている。 まだわからないけれど、たぶん明日もだ――。 ◆◇◆◇◆ ( ∵) 「……」 いつの間にやら寝ていてしまっていたことは、頭から被る日の暑さで気付いた。 今日もジリジリと真上から照り付けやがって、コンガリ焼くつもりか。 しかし焼いたところで、いったい誰が僕を食べるのだろう。 そんな空想に時間を割いていたが、下らないと気付いた僕は近くの川へと喉を潤しに行った。 それから朝ごはんを食べて、自然の音に耳を傾けながら近辺を徘徊する。 いつも通りの日常だ。 出来る限り木陰を通り、日に当たらないようにひたすらに進む。 空も広いが、地面も十分に広い。 この僕の短い命を賭して、回りきれるだろうか。 ( ∵) 「……?」 今日も今日とてせかせかと歩き回っていたのだが、しばらくすると何やら怪しい音が聞こえた。 面倒なことには首を突っ込みたくはないのだが、悲しいかな僕は好奇心を抑えられる程に大人ではない。 ついついその音の出所を探してしまった。 キョロキョロと辺りを見回しながら探り、自分よりも背の高い草たちの合間を縫って移動する。 音はその距離が縮まる毎に大きくなり、草を一枚隔てたところで、ようやくたどり着いた。 さぁ、何があるのだろうかと、首だけ出してみる。 ミセ*;д;)リ そうして見つけたのは、ポロポロと涙を流す僕の同族だった。 (;∵) (どうしたの?) 流石に僕でも、同族の女の子が泣いてるのを見てさようなら、なんてことは出来ない。 慌てて駆け寄り、地面に文字を書いて彼女に問い掛ける。 飛び出した僕の姿に驚いたのか、一度大きく目を開いてから、またわんわんと泣き出した。 ヾ(;∵)ノシ ミセ*;Д;)リ 「うぁぁぁぁ! うぐ、あぁぁぁぁぁぁ!!」 僕が何かしたのだろうか。 もしもそうだとしたら、本当に申し訳なく思う。 ミセ*;Д;)リ 「よかった、よかったぁぁぁ……」 (;∵) (落ち着いて、大丈夫だから) くすんくすんと鼻を鳴らしながら、先までの大声はようやく収まる。 しかし、よかったとはどういうことで、何があったのだろうか。 少し経って落ち着いた彼女に、また僕は問い掛けてみた。 ミセ*゚‐゚)リ 「さっきまでね、友達と一緒にいたの……」 彼女の話は、こうだ。 つい先ほどまで友達と一緒に遊んでいたらしい。 楽しく談笑をしていたのだが、急に捕獲網が降ってきてその友達が拐われたのだ。 ミセ*゚‐゚)リ 「彼らは、私たちよりもずっとずっと大きいから恐いし、私じゃあの子たちを救えなくて……」 それで泣いていたそうな。 話の間、僕は適当なところで頷いて、相槌を打って聞いていた。 ( ∵) (大変だったね) 話を聞き終えたところで、さらさらと文字を書く。 それに対して頷いてから、今度は彼女が僕に質問をしてきた。 ミセ*゚‐゚)リ 「アナタ、話せないの?」 きょとんとしながら訊ねるその姿に、思わず笑ってしまう。 ( ∵) (笑ってゴメンね。僕は話せないんじゃなくて、あまり話したくないんだ) 疑問符を頭に浮かべながら、くりくりとした目で彼女が僕を見る。 その大きな黒目は僕を吸い込んでしまいそうで、何だかドキドキして目を反らしてしまった。 少しの間そうしていたが、ふぅんと言ってから彼女は笑った。 ミセ*゚ー゚)リ 「ま、いいや! アタシはミセリ、アナタは?」 ( ∵) (僕はビコーズ) お互いに自己紹介をすると、彼女は質問をマシンガンの如くぶつけてきた。 いつこちらに出てきたのか、どこから来たのか、下にいた時はどうだったのか。 他にもいろいろ聞かれたが、途中で疲れてしまったのであまり覚えていない。 ミセ*゚ー゚)リ 「そっか、アタシとあまり変わらないね!」 ( ∵) (そうなんだ) ニコニコとしている彼女の質問責めを何とか返して、やっと一息吐くことが出来た。 と、思ったのも束の間、また新たに彼女から質問が飛んでくる。 ミセ*゚ー゚)リ 「どうして、話さないの?」 ( ∵) 「……」 答えてもいいものだろうか。 正直な話、僕は自分の思想が正しいと思っているし、みんなの考えが愚かだとも思っている。 それでも同族にその話をするのは、何となくいけないとも思っている。 どうしたものかとうんうん唸っていると、何かおかしかったのか彼女が声を上げて笑う。 ミセ*゚ー゚)リ 「変なのー、ビコーズって変わってるね」 ( ∵) 「……」 そう言われるのも無理はないだろう。 正しいとは思っていても、その考えは同族からして見れば明らかに異端だ。 だから彼女の言葉に怒りは湧かないし、そうなのかもと一言書いて、僕も笑った。 ミセ*゚ー゚)リ 「それじゃあ、そろそろ行くね」 楽しい時が過ぎるのはあっという間で、気づけば太陽がその身を隠し始めていた。 もう少し話していたかったのだが、仕方がない。 コクリと頷いて手を振ると、ニコリと笑って彼女は言った。 ミセ*゚ー゚)リ 「もしよかったらまた明日ここで遊ぼうね、それじゃあ」 そう言って一方的に約束を結んで、去っていった。 沈んだ夕日に溶け込むように、サァッと彼女の姿が消える。 仕方がない、また明日ここに足を運ぼうか。 その日の夜は、珍しくいつもと違った。 頭を回せど回せど、出てくるのは彼女のことばかり。 また明日とは言っていたが、どのくらいの時間に行けばいいのだろうか。 ( ∵) 「……」 あぁ、この身に詰まる何かを吐き出したい。 愚かなことだと笑っていたが、僕もその分類にされていいから大声でぶちまけたい。 だけれど臆病者の僕が、またひょっこりと顔を出す。 大切に大切にしているその命、感情の為に磨り減らしていいのかい? と――。 彼のおかげで、少しだけ頭が冷えた。 そうだ、僕はこの一生を長く長く謳歌していたいのさ。 下らない感情のせいで棒に振って、たまるかってんだ。 ( ∵) 「……ゴェェ」 それに、こんな汚い声を彼女に聞かせられるものか。 思考の渦に飲まれていると、突然後ろから声がかけられた。 ( 、`*川 「あらあらあら、どうしてこんなところにまぁまぁ」 ぽわぽわと儚げに光を放ちながら、その存在を見せつける女性に会った。 美しいとは思うけれど、彼女もまた愚かだ。 ( ∵) (こんばんは、はじめまして) ( 、`*川 「うふふ、はじめまして。どうしてこんなところにいるの?」 彼女が何を聞いているのか全く理解出来なかったが、しばらく頭を回して合点が合うと一度大きく頷いてみせる。 ( ∵) (特に、理由はないかな) ( 、`*川 「あらあら……それも声を出さずに答えるなんて、不思議な方ね」 言ったところで、どうせ理解してもらえやしないさ。 そう思った僕は、とりあえず困ったように笑ってみせた。 そう言えばこの種族に、どうしても聞いてみたいことがあったのだ。 せっかくだから彼女に聞いてみることにしよう。 ( ∵) (貴女たちは、どうして光るの?) ( 、`*川 「……んん? ごめんなさい、ちょっと質問の意味がわからないわ」 目をパチクリとさせながら、理解できなかったことが伝えられる。 無理もない、彼女たちには僕の考えなんてわからないのだろうな。 ( ∵) (だって、その命がどんどんと削られるんだよ? 貴女たちは特に) 文字を書き終えると、あぁと呟いてからクスクスと笑われた。 やはり僕の疑問はおかしいのだろうな。 ( 、`*川 「見てほしいから、その生を謳歌したいから……じゃダメかしら?」 ( ∵) (どうして見てほしいの? 長く生きた方が、謳歌出来るじゃないか) ( 、`*川 「それじゃあ、生まれてきた意味がないとは思わないの?」 はて、彼女は何を言っているのだろうか。 ( 、`*川 「誰にも見てもらえない一生なんて、幾ら長くてもつまらないじゃないの」 ( ∵) 「……」 ( 、`*川 「それに、私は地味だから。光ってないと誰も見てくれないから……」 見られることに、認識されることに意味があるのだろうか。 どうせどんなに頑張っても、たかが知れてるのに。 ( 、`*川 「ふふ……それじゃあ土の中にいるのと一緒。綺麗じゃないわ」 私は女だから、綺麗でありたいのと告げると、彼女は軽やかに踊りだした。 ( 、`*川 「光って消えるだけ、その命の灯火を一瞬だけ燃え上がらせて消えるだけ、そう知っているのに」 光っている私は綺麗でしょう? そう聞かれる。 たしかに彼女の舞いは、息を飲むほどに綺麗だ。 彼女が通った道を辿るように、光の粒が追いかける様は何と言い表せばいいのだろうか。 ( 、`*川 「ただただ生きるだけ、そんなのは生きてるだなんて言えないわ」 そう言って彼女は笑い、去っていく。 心なしか、その笑顔は寂しそうに見えた。 ◆◇◆◇◆ またも太陽は上から見下ろしてきやがる、憎々しい。 あまりの暑さに随分と早い時間に目を覚ましてしまった。 ( ∵) 「……」 昨日あの女性に会った場所へと、ノドを潤す為にのそのそと向かう。 一晩寝て起きたらノドがカラカラになる季節なんて、僕は嫌いだ。 だからこそ、長く生きたいと言う思いが強くなる。 少しばかり歩けば、目的地。 水面へ顔を近づけて、ゴクリゴクリとノドを鳴らす。 あぁ、生き返る――。 ( ∵) 「……?」 少し離れたところに、コロンと転がる黒い影。 何なのだろうと少し気になり、短い足で地面を掻く。 ( ∵) 「……」 ( ー 川 見なければよかったかな、とちょっぴりだけ後悔が浮かぶが、蹴り飛ばす。 その気持ちは、持っちゃいけないんだ。 しかし、何だろう。 もう光ってないし、黒いその体は綺麗なんかじゃないハズなのに。 その満足そうな顔を見て、少しだけ綺麗だと思ってしまった。 どうしてそんなに満たされた顔をしているのと聞いてやりたいが、彼女はもういない。 少しだけ、寂しくなった。 いつもより早い朝ごはんを終えると、ミセリと約束した場所まで向かう。 心なしかいつもより歩くスピードが速いが、気のせいだろう。 ミセ*゚ー゚)リ 「あ、来た来た」 ちょっと早いかなぁと思っていたが、そんな僕よりも早く彼女はここで待っていた。 随分と早起きなのだなと感心しつつ、謝罪文を地面に書いた。 ミセ*゚ー゚)リ 「おいおい君ー、そんなのは誠意が伝わらんなぁ」 (;∵) (何か随分と軽くなったね……) ミセ*^ー^)リ 「だって、友達が相手だから」 彼女が笑うと、体が軋む。 押さえ付けている衝動が、本能が、飛び出してしまいそうになるのだ。 今までこんなことはなかったのに。 ( ∵) 「……」 ミセ*゚ー゚)リ 「ん、どしたどしたー?」 朝も早いのに元気な彼女は、僕の気持ちなんかお構い無しにずいずいと顔を覗いてくる。 心まで見透かされそうなその瞳は、僕なんかが見ていていいのかと不安になってしまう。 ( ∵) (ミセリは、長く生きたいと思わないの?) ミセ;*゚ー゚)リ 「んあ、なんだそりゃ」 僕の質問に、彼女はポカンと間抜けな顔で返す。 つい訊ねてしまったが、不味かったか。 しかし既に彼女には伝わってしまったのだから、もうどうしようもないか。 ( ∵) (ミセリは、お喋りだ) ミセ*゚ー゚)リ 「ビコーズも口にはしないだけで、お喋りよ?」 ( ∵) (だから僕は、声を出さないんだ) ミセ;*゚ー゚)リ 「……? ゴメン、よくわからない……かな?」 ( ∵) 「……」 やはり理解されないだろうか。 そう思い不安になった僕は、やっぱりいいやと地面に書いて、彼女へ笑ってみせる。 無理に聞くことはないし、無理に話すこともないさ。 そのまま他愛のない話を続けていたのだが、なかなかどうして、ヴァイオリン弾きと話すよりも楽しいではないか。 会話と言うものは、こんなに楽しかったのかと心の中で驚いていた。 しばらくするとミセリは手を叩き、散歩に行こうと提案をする。 ( ∵) (いいね、行こうか) ミセ*゚ー゚)リ 「どっちが高いところまで行けるかな?」 その言葉を聞いてハッとする。 そうか、彼女たちにとっての散歩は――。 ヾ(;∵)ノシ (待って待って!) ミセ*゚ー゚)リ 「ん、何? 風は待っちゃあくれないんだぜ?」 (;∵) (何そのキャラ……) 戻る 次へ 名前 コメント